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【IBCラジオ】ゴクッとしあわせ湯田牛乳(2020/8/26放送分)

IBCラジオ「ゴクッとしあわせ湯田牛乳」(2020/8/26放送分)は、㈱湯田牛乳公社・専務取締役の溝渕郁夫が出演し、「ヨーグルトのあれこれ」のお話をさせて頂きました。
【水越アナ】今日のゲストは、㈱湯田牛乳公社・専務取締役の溝渕郁夫さんです。溝渕さん、よろしくお願いします。
【溝渕こちらのコーナー、2週間ほどお休みをいただきました。よろしくお願いします。
【浅見アナ】さて今日は、「ヨーグルトのあれこれ」というお話なそうですが・・・。
【溝渕はい。7月に「そもそも牛乳とは」というお話をさせていただいたところ、それをお聴きになった方から「ヨーグルトの話も聞きたい」というご要望をいただきましたので、今回と次回は「ヨーグルトのあれこれ」というお話をさせていただきたいと思います。
【水越アナ】そうですか。牛乳のお話もよかったですが、ヨーグルトも面白そうですよね。ぜひお願いします。
【溝渕】はい。では、さっそくお話させていただきます。ヨーグルトは、皆さんご存じの ように、生乳に乳酸菌を混ぜ発酵させて作る発酵乳の一つです。まずは「発酵乳」の歴史ですが、その起源は、人間が東地中海からバルカン半島で牧畜として山羊や羊を飼い始めたおよそ7千年前までさかのぼります。生乳の容器に偶然に自然界の乳酸菌が混入して発酵し、酸味がある飲み物に変化したのが始まりだと言われています。その後、この発酵乳は、生乳の保存方法としても利用され、シルクロードを経由して中央アジアや内陸の遊牧民族に伝わり広がりますが、これは西アジアや中央アジアが乾燥地帯で、生乳が腐敗せず発酵できたからだと考えられます。
【浅見アナ】そうですか。発酵乳の歴史は7千年も前までさかのぼるんですね。それも暮らしの中の偶然の出来事から 始まったんですか。。
【溝渕】はい。そうなんです。
【水越アナあぁっ でも、その酸っぱい「発酵乳」を勇気をもって飲み、それを生乳の保存方法として 利用した古代の人達は、たいしたもんですよね。
【溝渕】はい。すごいことだと思います。ましてその頃は、今のような科学的な分析はできませんから、すべては厳しい生活環境を生き抜く為の日々のチャレンジ、体験から発見したり、学んだんだと思います。たとえば、約4千年前のメソポタミアでは、発酵乳が食べ物のほかに薬として利用されていたという記録がありますが、これも、乳酸発酵で生乳が酸性になり、混入した 病原菌などの発育が抑えられ、病気の発生を抑制できたという体験があったからだと 考えられています。
【浅見アナ】なるほどねえ。そして、今のように科学分析ができるようになったら、それがほとんど間違っていなかったってことですもんね。
【水越アナイヤー ほかの伝統的な食べ物にも言えることですが、人間が生活体験から学ぶ力って ホントにすごいですよね。
【溝渕】はい、本当にそう思います。そして発酵乳は、ヨーグルトをはじめその地方地方の 気候風土にあった、たとえばモンゴルのクーミス、ロシアのケフィールなど特色ある発酵乳として製造されるようになるんですが、数ある発酵乳の中でヨーグルトが世界中に普及したのは、1908年に「ノーベル生理学・医学賞」を受賞したロシア出身 の微生物学者イリヤ・メチニコフが、「ヨーグルト不老長寿説」を発表した影響が大 きいと言われています。
【浅見アナ】「ヨーグルト不老長寿説」、タイトルだけでも興味がわきますねぇ。
【溝渕】イリヤ・メチニコフは、大腸内の細菌が作り出す腐敗物質こそが老化の原因という説を提唱した微生物学者です。ブルガリアを旅行した際に「ブルガリア人が長寿なのは、ヨーグルトを日常的に食べ、ブルガリア菌を摂取することで腸内環境を整えているから」と確信し、自らも毎日ヨーグルトを食べることで自説が正しいことを証明しようとしました。しかし、ブルガリア菌は腸内にすみつかないことが分かり、 ヨーグルト長寿説は覆されますが、これがきっかけとなりヨーロッパにヨーグルトが普及し、乳酸菌の健康効果にも注目が集まるようになりました。日本でも1912年に大隈重信が「ヨーグルト不老長寿説」を翻訳出版すると、昔から味噌、醤油、漬物など発酵食品が作られ、発酵技術が高かったこともあり、体に良い細菌を探し出し、健康に役立てようという研究が盛んになり、まもなく乳酸菌整腸薬ビオフェルミン、世界初の乳酸菌飲料カルピス、更には代田稔博士が発見したラクトバチルス・カゼイ・シロタ株を使用した乳酸菌飲料ヤクルトが誕生することとなりました。日本でヨーグルトが本格的に生産されたのは、アメリカの製造技術が導入された1950年代に入ってから、プレーンヨーグルトが初めて作られたのは、1970年開催の大阪万博のブルガリア館で本場のプレーンヨーグルトが紹介された翌年、ビフィズス菌入りのヨーグルトが発売されたのは1978年と、日本でのヨーグルトの歴史はまだ短いんですが、ヨーグルトや乳酸菌飲料ここまで普及した大きな要因が、日本人の乳酸菌に対する興味が高さであったことは間違いないと思います。
【水越アナ】
なるほどね。確かに、日本には昔から、乳酸菌を使った食品が沢山ありますからね。
【浅見アナ】ヨーグルトの歴史は短くても、乳酸菌を受け入れるベースはもともとあったのかも しれませんね。
【溝渕】
はい、そう思います。では、「乳酸菌とはいかなるものか」ということなんですが、それは今日は時間がなくなりましたので、次回にお話をさせていただきます。
【浅見アナ】今回は、「ヨーグルトのあれこれ」のお話をして頂きました。溝渕さん、有難うございました。
【溝渕ありがとうございました。
【水越アナ】次回の放送もお楽しみに~、ぜひお聴き下さい。『ゴクッとしあわせ湯田牛乳』この放送は、湯田牛乳公社の提供でお送りしました。

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